「ラポール」を築く

洋服を買いに行ったときに、いきなり声をかけられて不快な思いをしたことはありませんか?

家を探しに行ったときに、自分の希望とは違う物件をおすすめされて、不信感を抱いたことはありませんか?


きっと、服や物件が気に入らなかったのではなく、店員さんを信頼できないと判断したからだと思います。

両者の間に信頼関係が成り立っていないのが問題ですね。


コミュニケーションにおいて相手に何かを働きかけるには、まず相手が自分に対して心を開いている事が必要です。

相手が心を開いている状態、信頼感や安心感のある打ち解けた状態の事を「ラポール」といいます。フランス語で「関係」という意味です。

心を開くかどうかは無意識レベルで決まります。


教育の場では学生面談など大切な話をする場面も多いかと思います。

この「ラポール」が気付けていない状態で面談に入るとどうなるでしょうか?

中には心を開いてくれない学生もいると思います。


まずは日常生活においてコミュニケーションをとる事が重要になります。


熱心な先生ほど「聴く」よりも「話す」事に集中しがちです。

しかし、「話す」内容が求めていないものだった場合、より関係性は悪化してしまいます。


「ラポール」を築く第一歩としては、しっかり「聴いて」「一度受け入れる」という事を

心掛けましょう。