会話の始めは「バックトラック」で

「ラポール」を築くために効果的なのが「バックトラック」で会話する事です。


人は自分の気持ちと違う事を言われるっと心を閉ざしてしまいます。

例えば「先生、学校に行きたくないんです・・・」と言われた時に

「なんで?学校楽しいでしょ!」と返すと、それ以上会話を続けてはくれないでしょう。

まずは「学校に行きたくない」という気持ちを受容しなければいけません。


「先生学校に行きたくないんです・・・」と言われたら

「そうか、今は学校に行きたくないんだね」と一度、学生の使った言葉を使って

オウム返しのように受容の表現で返しましょう。


そうすることで学生は、「自分の気持ちを受け入れてくれた」と感じ、理由を話しやすくなるでしょう。

長い文章で話してきた場合は短く要約して返してあげると、相手の気持ちも整理がつきやすくなります。

特に、あまり心を開いていない場合や、深刻な相談などはバックトラックで返すのが効果的です。


ただし、親しい間柄や、雑談のような会話の時にオウム返しをすると不自然な会話になってしまうので注意が必要です。