2017.11.28 14:06悩みを無理に聞き出さない「話せば楽になるよ」悩みのある人に対して言う事があるかもしれません。担任などを持っていると、様々な問題に対処しなくてはいけないというプレッシャーから学生の悩みを全て把握しておきたいという気持ちになってしまう事もあるでしょう。しかし、学生の悩みがどんな種類であるかわからないうちに無理に聞き出そうをすると過去のトラウマを思い出しかえって状況を...
2017.11.27 11:23正論だけでは解決しない先生として「正しい事」を行い、「正しい事」を発言する事は大切な事です。しかし、学生と話す時にこの「正論」がかえって学生の心を遠ざける場合があります。人間の心はいつも常識的で良心的であるとは限りません。「間違っている」とわかっていても押し通したいと思ったり、間違いを指摘された時に意固地になって間違った事を押し通す事もあります。「そんな事はわ...
2017.08.24 03:00「自尊感情」を高める「自尊感情」とは自分に対しての評価感情で、自分自身をかけがえのない存在と感じられる気持ちの事です。また「自己肯定感」とは自分の良さを肯定的に認める感情の事を言います。どちらも自分自身を価値ある物と認められる感情ですが、この感情が高まると「他の人を大切にしたい、誰かの役にたちたい」という人権尊重の気持ちが生れてきます。「自尊感情」や「自己肯...
2017.08.02 14:33「言葉」が体に与える影響古くから「言霊」という言葉があるように、人が発する言葉には様々な影響を及ぼす事があります。例えば、体調が悪い時には「疲れた」「つらい」などという言葉を発しやすくなります。同様に「つらい」「疲れた」という言葉を発すると、脳がその言葉にフォーカスし、本当に「つらい」「疲れた」という体調になっていきます。このように「言葉」と「体」は脳でリンクし...
2017.07.27 14:29「省略」された情報たとえば「大変です」「不安です」という言葉は大切な情報が抜け落ちています。この情報を回復しないまま会話を続けていくと、かみ合わないままになってしまう恐れがあります。ここでは「省略」された情報を回復するための質問方法を考えてみましょう。■「単純削除」された情報「不安です」→何について「不安」なのかが省略されています。質問:「何が不安なのです...
2017.07.26 06:00「言葉」に隠された真意私たちは比較的短い言葉を使って会話します。たいていは理解し合って会話が成り立っていると思いますが、真意が伝わっていない事はありませんか?主語を省略したりすることはよくあると思いますが、他にも大切な要素が隠されていることがあります。人は他人から聞いた言葉を自分の都合の良いように変換して解釈します。「話がかみ合わない」「的外れ」といった事はこ...
2017.07.25 14:06「自己開示」と「好意の返報性」前回、面談時における「リーディング」についてお話ししました。その中で「自己開示」という言葉がでてきましので説明いたします。「自己開示」とはプライベートな情報を他人に打ち明ける事です。ふつう、プライベートな情報は親密な間柄の人にしか打ち明けたくないものです。ところが、面談などでは先生が学生にプライベートな情報の開示を求めている場面がよく見ら...
2017.07.24 13:35「リーディング」で相手を導く「ラポール」が築けてきたと感じたら、少しずつこちらから話を導いていきます。学生との面談(コミュニケーション)では、双方が望ましい状態になる事が理想です。望ましい状態になるように相手を導く事を「リーディング」と言います。「ラポール」が築けていないとうまく「リーディング」できませんので「ペーシング」を上手く使って「ラポール」を築きましょう。相...
2017.07.23 01:02「ペーシング」で共通点を増やす「バックトラック」で心を少し開いてくれた学生と、更に会話を進めていくためには、安心して話してもらう環境作りが必要です。人は自分と共通点が多い人に安心感を覚えます。コミュニケーションにおいて、いろいろな要素を相手に合わせる事を「ぺーシング」といいます。「ペーシング」を行うことでさらに強固な「ラポール」を築く事ができるでしょう。「ペーシング」...
2017.07.22 15:27会話の始めは「バックトラック」で「ラポール」を築くために効果的なのが「バックトラック」で会話する事です。人は自分の気持ちと違う事を言われるっと心を閉ざしてしまいます。例えば「先生、学校に行きたくないんです・・・」と言われた時に「なんで?学校楽しいでしょ!」と返すと、それ以上会話を続けてはくれないでしょう。まずは「学校に行きたくない」という気持ちを受容しなければいけません...
2017.07.20 21:55「発達課題」子供達は様々な「発達課題」をクリアして成長していきます。先生はこの「発達課題」を理解し、乗り越える手助けをしながら導いていかなければなりません。「発達課題」をクリアする事は大人の世界にうまく溶け込む事ができる大きな要素となっていきますので理解しましょう。■児童・学童期の発達課題児童・学童期の発達課題は「劣等感との戦いです」この時期は学校と...
2017.07.19 13:14「記憶」のさせ方学生に覚えてほしい事をなかなか覚えてもらえない事はありませんか?大切な事を記憶に残すためにはコツがあります。人の記憶は「初めの記憶」と「最後の記憶」が定着しやすい傾向を持っています。心理学者のローワン・アトキンソンとリチャード・シフリンはこの事を研究し「系列位置曲線」を見つけ出しました。(相手にランダムに10個の単語を伝えて、すぐに今言っ...