「言葉」に隠された真意

私たちは比較的短い言葉を使って会話します。

たいていは理解し合って会話が成り立っていると思いますが、

真意が伝わっていない事はありませんか?


主語を省略したりすることはよくあると思いますが、他にも大切な要素が隠されていることがあります。

人は他人から聞いた言葉を自分の都合の良いように変換して解釈します。

「話がかみ合わない」「的外れ」といった事はこのような事から起こります。


例えば学生が「私、作業がへたくそなんで・・・」と言われたら何と答えたらよいでしょうか?

多くの方は「そんなことないよ、頑張ろう!」と励ますと思います。

もしくは「なぜ?」と聞くかもしれません。


もし、自分が深く悩んだ末に「私、作業がへたくそなんで・・・」といった時に

「そんなことないよ!」と言われても「そんなことなくないのに・・・」と思い

この人に相談しても無意味かも・・・と感じるかもしれませんね。


この言葉に隠された真意は一体なんでしょうか?

真意を知るためには隠された情報を回復させなければいけません。


その為には、「質問」をしていくことが必要です。


私たちが発する言葉には「省略」「歪曲」「一般化」といった事を通して短い言葉に短縮されます。また次回この3つについては詳しく説明していきたいと思います。


日本語を勉強したての外国人の方が丁寧な日本語の文章を話すことを思い出すと、

「省略」「歪曲」「一般化」がどんなものか想像がつくと思います。

日本語を使い慣れた日本人だからこそ起こり得るミスコミュニケーションなのかもしれませんね。