「教える」コトと「伝わる」コト

多くの「専門職」の方々はその道で活躍され、楽しい事も苦しい事も知っているでしょう。そして「先生」の道を選んだということは、人に「教える」事に情熱を注ぎたいと思っているのだと思います。

やる気に満ち溢れて臨んだ「授業」で何故か思い通りに学生が動いてくれない。

なかなかやる気を見せてくれない・・・といった事も多いかと思います。

こんなに一生懸命に教えているのになんでだろう・・・と考えているうちに

イライラしてくる事もあるでしょう。

自分が出来る事と、人が出来るようになる事では何が違うのでしょうか?


「教える」=「伝わる」ではないと言う事です。


学校で指導する目的として「学生の技術を向上させる」という事があります。

という事は「学生」が「理解」していないと意味が無いということです。

教壇に立つ為にしっかり準備をしてきて、噛まずに講話を終え、テクニックも見せれた。

これだけでは「伝わった」かどうか分かりません。

常に「理解」しているかどうかを確認しながら授業を進めなければなりません。

ですから、「上手に授業を進行するテクニック」をどれだけ勉強しても、練習しても

良い授業かどうかは別だと言う事を忘れてはいけません。

もちろん、進行が上手くないとそれ以前の問題で伝わりませんが・・・


「教える」技術を向上させるには、「伝わる」授業を考えていく事だと言えるでしょう。

決して自己満足になってはいけないのです。授業は相手がいて、初めて成り立つものです。

常に相手の気持ちに立って、自分の投げかける言葉や、行動を考えていくと

自分自身の問題点が見えてくるかもしれません。