学生のこころをつかむ基本動作
教育サービスの内容がどんなに素晴らしいものだとしても、相手が聞く態度を持っていないとしたら受講生には伝わりません。また、十分に耳をすませて聞いてくれなければ、内容を理解し効果性の高い授業にすることはできません。
まず大切なのは、学生のこころを開き、われわれのいうことを聞いてもらうことが最優先です。学生のこころを開き、受け入れてもらうためには、まず自らが心を開くことが重要です。いいかえれば、こころを開いていると学生に知ってもらうことが必要なのです。しかし、それは決して難しいことではありません。
なぜなら、学生は、もともと何かを『学び』にきているからです。教えられることを拒む学生は基本的にはいないはずです。もし、学生が何らかのかたちで教えられることを拒むとしたら、それは、周囲の『人』や『環境』、そして今までの『体験』や、そしてわれわれ学校に大きな問題があると考えられます。ここで重要なのは、われわれ自身が、学生がもともと持っている、学ぶことの『意欲』をどんどん減退させてしまう可能性があるということです。
そうしないためにも、われわれは受講生の『学ぶ気持ち』を妨げたり、減退させる行動を決してとってはいけないのです。
もし、受講生との距離感を感じたら、下記の行動を必ず心掛けてみて下さい。受講生の態度に必ず変化が現われます。
学生のこころをつかむ基本動作 10項目
1、学生にこちらから声をかけていますか?
2、学生を名前できちんと呼んでいますか?
3、学生の動作、作品、言葉をきちんと指摘、評価、誉めてあげていますか?
4、学生が何を理解し、何が理解できないかを理解し、それを問いかけていますか?
5、学生一人一人に授業内で必ず何か、言葉を交わしていますか?
6、学生の前向きな質問に対して面倒臭がらず、真剣に答えていますか?
7、学生に対してエコヒイキしていませんか?
8、横を向いたり、授業に集中していない学生を把握し、声をかけていますか?
9、学生の目をきちんとみて話していますか?
10、自信に満ちた大きな声で話し、学生に安心感を与えていますか?
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