啓発的に教えるための4つのポイント

① 知っていることから知らないことへ

 学生の興味や関心のあることや知っていることか情報を提供し、そして知らないことや

 新しい情報を提供していくことにより、学生の経験や知識と結びつけ、より学生の学ぶ

 意識や関心を呼び起こす


② 学生を中心に

 先生が中心になるのではなく、主体は学生である事を明確にしていく。

 学生の知っていること、出来る事を知るのが第一段階であり、そこから出発しなければならない。現在の学生の知識レベルに応じた内容を踏まえて教える。こうすることによっ

て、教えたことが受け入れやすくなり、すでに習得している知識や技術と結びついて成長

ができる。

 

③ あらすじ→詳しく→しめくくり

 何かを教えようとする場合、まず教えようとする内容全体の概要を把握させ、その次に各部分を詳しく教え、最後にもう一度全体をまとめるという教え方をすることがポイントである。そうすることにより学生の理解度を高め、授業を体系だてて、より把握することが出来るのである。まず、最初に全体像を示すことにより、これから学ぶ事の意識づけをする。つづいて各テーマについて詳しく教える。そして最後が最も印象に残るので最後のまとめと重要点を再度強調する。


④ 学習に問題を結びつけて

 自分の経験や現在の問題に結びつけて話す。人は自分の経験や失敗から学ぶ学習効果が最も高く、理解を深めやすい。自分の失敗談や、学生が現在抱えていそうな問題に沿って、情報提供をしていき、そこから自分が何を学んだか、もしくは、問題から何を学び、どう解決していくかを指導していく。