達成動機

学生達のやる気を持続させるためにどのような授業や指導を心がけるとよいのでしょうか?


人は何かを成し遂げたいと考えた時に「達成動機」を強く抱きます。

そしてそれは「成功の確率」と「失敗の確率」が五分五分の時に達成の動機づけが最も高まるといわれています。


「技術」を学ぶということは、1回で成功する事はありません。

学生達は、はじめは失敗か成功かもわかっていないかもしれません。

ここで評価をあやふやにしてしまうと、動機づけが失われてしまいます。


どこが、どのように悪かったのか。またどの部分は良かったのか。など

評価をしっかりと行う事で次の達成に向けての動機づけができるという事です。


成功する可能性が低ければ低いほど、達成した時の満足度は高くなりますが、

失敗を避けたいという気持ちが勝ってしまうとやる気すらでません。

失敗させない指導を続けていくと、失敗への恐れが強くなりますが、失敗させて学ばせる

事を教えていくと、達成への動機づけを自分で行えるようになり、より高い成功に向けて

努力できる人材を育成できるでしょう。


つまりは、「失敗をさせながら最後は成功に導く」というストーリーを描いた上で

指導していくのがより効果的と言えるでしょう。