「失敗をさせる」という事

本来、学校では専門的な知識や技術を学ばせる為に、

成功事例を見せる事が大切です。


しかし、社会に出れば数多くの失敗を経験する事になるでしょう。

社会に出てからの失敗はリスクを多く伴い、挫折から立ち直れず離職する事も多くなります。

「学校」にいるうちに多くの失敗を経験させ、そしてそれを乗り越える術を教えるのが

「指導」といえるでしょう。


私たち人間は物質的に、経済的に充実した生活を送っていても必ずしも充実感や幸福感を感じるとは限りません。

学生が「充実感」を得るためには、目標に向かってチャレンジし、達成するために努力し、時には挫折し、それを乗り越える経験が必要です。

その過程を考えたカリキュラム構成、授業構成がこれからは必要となってくるでしょう。


「失敗を避け続ける事」が「最大の失敗」であり

「失敗させない授業」が学生を「最大の失敗」に導く授業と言えるでしょう。