「自尊感情」を高める
「自尊感情」とは自分に対しての評価感情で、自分自身をかけがえのない存在と感じられる気持ちの事です。
また「自己肯定感」とは自分の良さを肯定的に認める感情の事を言います。
どちらも自分自身を価値ある物と認められる感情ですが、この感情が高まると
「他の人を大切にしたい、誰かの役にたちたい」という人権尊重の気持ちが生れてきます。
「自尊感情」や「自己肯定感」が低いと他の人とのコミュニケーションが苦手になり、
社会で生きていくのに苦労する事になります。
また、いじめなどもこの感情が低い学生によく見られます。
「自尊感情」を高めるためには、学生の欠点を認めてあげる事が必要となります。
良い部分も悪い部分も含めて自分自身という事を感じさせる事。そして自分自身に目標を持たせ
乗り越えさせる補助を行う事が大切といえるでしょう。
過保護な対応や先回りした対応は逆に自尊感情を低下させる事があります。
そのような対応は学生から自信を奪い取る危険性があります。
また、過保護になりがちな先生は、先生自身が「自分の価値」を見出したいために
守りすぎてしまう傾向もあります。
学生の「自尊感情」とともに、自分自身の感情も冷静にとらえることも重要です。
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